BALZOは70年以上の実績がある工房ですが、若手が中心になって活躍しています

少数精鋭の職人集団

当工房は創業70年の実績がある紳士鞄のメーカーです。工房にはその長年の技術を代々受け継いできた熟練職人が在籍する一方で、製造現場の主力は若手中心にシフトしており長年蓄積された技術と新しい感性が融合した製造現場になっています。在籍職人15名、少数精鋭の職人集団です。

鞄作りの職場の様子

若手中心…実はこれ、バッグの製造会社において珍しいことなんです。

近年はバッグ製造業界の職人の高齢化が進む一方で若手の育成が進まない、あるいはそもそも若い人がバッグ職人としての進路を選ばないことがあり、バッグ職人の若手層に空洞化が起きています。しかし、幸いなことに当工房には熱意のある若手職人達が在籍しなおかつ熟練職人の技を引き継げる環境があります。

若手とベテラン職人

この道60年以上の熟練技と若い感性の融合

次世代の育成と当工房の成長と
若手職人にも「自分たちが造ったカバンを直接お届けし、使ってもらう喜び」という経験を積んでもらう環境が当工房にはあります。業界の課題である若手の育成をおこないつつ、それらを次世代の日本製バッグ製造の担い手の育成とし、当工房の成長にもつなげ、より質の高い日本製バッグを産み出し続けていけるようにし、業界の底上げにもなるよう努めております。

balzoの若手鞄職人

BALZOは全国で数人しかいない「鞄技術認定1級」を保持する若手職人が中心となり工房を率いています。

『鞄技術認定1級』とは?

『鞄技術認定1級』とは“革職人のライセンス”とも言うべき認定資格であり、日本鞄ハンドバッグ協会が定めた技術基準を満たした者だけに与えられる資格です。 10年以上の実務経験がある者だけが試験を受ける事ができ、創作、実技、筆記の試験を突破した『心』『技』『体』三拍子揃った者にだけ与えられます。 合格率がとても低く、2021年3月現在、日本国内において当資格を有するのは7名のみで、弊社の職人・原はそのうちの1人です。

BALZOの職人

鞄職人・原
staff.01

生産部/ 原 隆悟

職人歴18年2021年現在
日本鞄ハンドバッグ協会/技術認定一級

今まで企画、修理、サンプル作製、生産と経験し、革業界は19年目になります。前職ではカジュアル中心のバッグや財布に携わっていましたが、より技術の必要な商品を手掛けたいと思っていたことと、職人の高齢化により学べる機会が今後少なくなってくる事も危惧していたときにご縁があり入社いたしました。

日常の職場風景

教える立場になった今、自分自身も誰にも負けない技術と知識がないといけないと常に思いながら努力を続けています。自社で発信出来るモノを作り、自分たちで売る環境を作っていく、それが今後の目標です。

鞄職人・前田
staff.02

生産部/ 前田 昴哉

職人歴6年2021年現在

幼い頃から何かを作ることが好きで、将来はモノづくりをする仕事に就きたいと考えおり、服飾系の専門学校で鞄作りの基礎を学んだのちに当工房に入社しました。

日常の職場風景

入社当初は全ての基本となる下貼りやゴムのりを塗るといった下仕事の作業を経験し、ある程度かばんの構造を理解出来た頃、徐々に内装の縫製を任されるように。その後経験を積んで現在は外装の化粧部分の縫製にも携わっています。一つ一つの作業が後の作業に大きな影響を与えることになるのでスピードも考えた上で、丁寧に作り上げていくことを心がけております。